ブライダルコーディネーターになるには

ブライダルコーディネーター体験談

プロとの仕事

刺激を受ける

自分の仕事に誇りを持っているプロとの仕事ほど気持ちの良いものはありません。カメラマン、ヘアメイクアップアーティスト、フラワーデザイナー、ドレスデザイナー・・・。畑は違いますが、同じ式の成功へ向けて力を合わせて働くうちに連携が生まれ、それぞれの仕事から刺激を受けることも多いのです。

クリエイティブな仕事をしている人同士はやはり、他の人の作品を見たり新しい技術を学びあうことで成長していきます。私も何十人ものスタッフと仕事をして、教えられながらここまでやってきました。それぞれの仕事に対する真剣さや鍛え抜かれた技術、スマートに組み立てられた手順などを見ているだけでも勉強になりますし、その世界に足を踏み入れたきっかけや今までの経験には興味が尽きません。

カリスマヘアメイクアップアーティスト

日本でも5本の指に入るほど優秀でテレビに雑誌にと引っ張りだこなトップアーティストのチームと働いた時もそうでした。まず、私よりも先に会場入りされていたのに驚きました。仕事は的確で速いでしょうに、それに驕らず万全を期す姿勢はすばらしいものです。鏡に向かった緊張の面持ちの新婦をリラックスさせる言葉のテクニックも巧みです。「自分は今日、一番輝いていて美しい。」という自信を持たせてくれる言葉たちで新婦は明るく柔らかな表情になります。

メイクリハーサルは済ませていますが、当日の新婦の肌の状態をチェックし、それに合わせた下地を作ります。メイクに入るとアーティストとスタッフがまるで一体になっている様。アーティストの一声で、山のようなメイク道具の中からさっと必要なものを取り出して渡すのです。

そして、アーティストの指から描かれていくのは新婦の良さを最大限に引き出すメイク。しっかりと作りこみながらも、上品で素肌のような透明感を感じさせ、どの角度から見ても完璧な花嫁です。プロの技に思わずため息がでてしまいます。

強い責任感

ヘアメイクを仕上げたら、それで終わりではありません。新婦は長時間にわたって主役を勤めますから、化粧崩れもしますし、お色直しに合わせてメイクと髪型を変える必要もあるのです。カリスマヘアメイクのチームはずっと待機していて、必要になるととても素早く動いていました。バタバタした無駄な動きは全くなく、結婚式の華やかな雰囲気を損なわない笑顔と流れるような身のこなしでサッと仕事を進めていきます。

さらに、全体との動きを合わせていくのもプロの責任感が成せることです。予定通りには進まないことが多い結婚式の中で「自分の仕事以外は考えない」というのではなく、コーディネーターにお直しは何時までに仕上げるべきかと確認したり、フラワーデザイナーにヘッドドレスのお花について相談したりして、全体との調和を考えて動けるのです。

無事に終わりそうだという見通しが立った披露宴の終わりごろ、カリスマヘアメイクアーティストのチームと私は心地よい疲れと達成感を湛えた顔で「ありがとうございました!!」を言い合いました。

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